今日は父の通院の日。
いつもヘルパーさんが午前8時過ぎには迎えに来てくれるので、それまでに父を起こして朝ご飯を食べさせ、紙おむつを交換し、トイレに立たせて外出の準備を整える。
これが通院の日の慣わしになっています。
私が子供の頃は、毎日のように父に怒鳴られ、泣きべそをかいていたのですが(たたき起こされるのがいやなわけではなく、父の怒鳴り声が怖かった)、今では立場がまったく逆(笑)。
父の布団を引っぺがし、「ほら! 早く起きないとヘルパーさんが来ちゃうよ! 美人のおねーさんに大好きな病院、連れて行ってもらうんでしょ!」と父の尻を叩くのが私の役目です。
普段なら、ブチブチと小声で文句を言いつつ、身体をごそごそ動かす父なのですが…。
今日はいつもと様子が違っていました。
いくら声を掛けても、腕を引っ張っても、自分から起きようとする気配がありません。
とはいえ、そのままで病院に連れて行けるわけはなく。
後ろから父の身体を抱きかかえてトイレの前に連れて行き、夜の間、したままだったオムツの交換を始めました。
と、突然の失禁。
しかも自分では立っていることさえままならない様子。
慌てて後始末をして、トイレに座らせようとするも、座った姿勢が保てず、身体が伸びて便器のふたに寄りかかってしまいます。
で、そのまま再び失禁。
「今日は様子が変だ…」
父に新しい紙おむつをさせ、床の掃除をし、食卓に着かせるも、普段なら自動的に食べ始める朝食に手をつけず、ボーっと焦点の定まらない目でネコを眺めています。
「ほら! 早く食べないとヘルパーさん来ちゃうでしょ!」
母が怒鳴ってもまったく聞いていない様子の父。
結局、朝食にはほとんど箸を付けないまま、ヘルパーさんがやってきて、そのまま父は病院へ出掛けます。
父が出掛けた後は、母もリハビリ。私と冷戦中のネコは電子レンジの上でうたた寝(笑)。
その後、母が帰宅してからは母とふたりで洗濯したシーツや汚してしまった布団を干したり(初夏の日差しに感謝!)父の布団の後を掃除したり。
そうこうしているうちにほとんどお昼。
ようやく父は帰ってきましたが、車椅子にも普通に座っていられず、顔を上に向けたまま、空ろな視線を中空に向けています。
車椅子から立つこともできず、敷き直した布団の上に私が抱きかかえてくるも、座っていられずそのままゴロリ。
ヘルパーさんの話を聞くと、そんな父の様子を心配した先生が脳のCTスキャンを取ってくれたそうで(そのせいで帰宅が遅かったらしい)。
先生が言うには。
「身体が弱くなってくると、精神安定剤や睡眠導入剤が効き過ぎるからかも知れない」
でも、今日になって急に薬が効き過ぎるということもないだろうと思うし。
もうひとつ気になるのは。
先のCTによる脳検査で「脳の萎縮が進行しているようだ」という話。
正直、この話を聞いたときには、夏が終わる頃には、父はすっかり寝たきりになっているかも知れないなあと思いました。
夕方くらいになって、少し様態が良くなったのか、父は自分で起き出したので、トイレに連れて行って用を足したりできるようになってました。
夕食も普通に座って取ることは出来ましたが、お風呂には怖くて入れられませんでした。
そろそろ、真面目に介護ベッドを入れるとか、そういうことを考えるときになったのかと、母とふたりで話し合いました。
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